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タルパ(ナフラ)やガイドとの日常や考察について書く。
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昨夜から今朝にかけて、短時間とはいえ珍しく幽体離脱まで行けた時の話とその後の話を少し。

うとうととしている状態の真っ暗な視界の中、体がふわっと浮き上がったかと思うとそのまま『上に』落ちました。
思わず手を伸ばし、近くにいるはずの碧の名前を呼びました。
すると手首をつかまれ、宙づりのような状態に。
碧が、私から見ての天井に立っているイメージが浮かんだので、くるりと回って碧と同じ地面に立ちました。
視界が真っ暗なままで、出入り口がわからず私はしばらく虚空に手を伸ばしていました。
碧はその様子を見て、横で溜め息をついたかと思うと私が手を伸ばしていた場所よりわずかに下に手をかけ、開けました。
明かりが入って来て、そこが家の廊下である事が分かりました。離脱した時はいつも家の中から始まるのです。
右手を碧に掴まれたまま、私が連れて行くような感じで家の玄関から外に出ました。
夜であるにも関わらず、異様に明るいので思わず空を見上げました。
パッと見て、三つの月が浮いていました。どれも三日月や半月のような形をして空に散っています。直感で、月は八つあると分かりました。
空をしばらく眺めていると、手首をつかんでいた手が離れました。
振り向くと、道沿いのブロック塀に背を預け、うつむいて座り込む碧の姿がありました。
その直後、現実世界に戻されました。

起きてすぐ、少し体を起こしてベッドの横を見ました。焔が椅子に座って、片手で本を読んでいました。
キセ「碧は……?」
焔「今はまともな状態じゃねぇよ」
おそるおそる聞くと、焔は本に視線をやったまま答えます。
焔「まぁ無理もねぇんだけど。何せ――」
碧「余計な事は喋るな」
焔の発言に被せるようにして碧の声がしました。焔に向ける言葉としては珍しく威圧的です。
焔は部屋の隅をチラと見て、一言呟きました。
焔「悪い」
この時点で何が起こったか、の検討は付いていました。
碧は設定上苦手なものとして陽光・月光があります。満月の前後は目に見えて機嫌が悪くなる程に。
おそらく、離脱先での複数の月が影響を及ぼしたのでしょう。キャラクター的な設定がこういった形で悪影響を及ぼすとは思いもしていませんでした。
焔「キセ、寝た方がいい」
私が碧に何か声をかけるべきかと迷っていると、焔がこっちを見て言いました。
キセ「……お休み」
焔「素直で助かる」
多分、焔のその言葉は安堵からだったのかもしれません。
そしてこの出来事がきっかけなのかは分かりませんが、碧を分裂させたのですけれど……これに関しては近い内に書けたらと。

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プロフィール
HN:
キセ
性別:
非公開
自己紹介:
タルパー(ナフラー)であり魔法使い。
主+タルパ(ナフラ)5人+ガイド3人の9人で生活している。
面倒くさがりなので五感化にしろ魔法にしろ訓練が続かない。
twitter:@kise_mgc
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